どうもー、ガイコツです。
藤井聡太六段、今回も圧倒的な棋譜で勝ちました。
今回の対局は順位戦C級2組の最終10回戦で、公式戦で一度敗北している三枚堂達也六段(24)との対局でした。
この内容がすごかった。
85手までの短手数で持ち時間も1時間44分を残しながらの圧倒的な勝利。
解説の佐々木勇気六段をして、「三枚堂六段に全く良いところがなかった」と言わしめるほどでした。
この勝利によって、藤井六段は、史上初となる中学生棋士の“全勝一期抜け”を果たしました。
2017年度の成績では対局数、勝数、勝率、連勝数の4冠達成も決定している藤井六段がまたまたダメ押しで大記録を打ち立てたことを記念して、今回は、藤井六段をきっかけに観る将になった将棋"超"初心者の方々のために、将棋の"超"初心者向けの棋書をご紹介します。
将棋が全くわからない方向けの棋書
駒の動かしもわからない、将棋が全くわからない方、これから将棋を覚えたい方におすすめしたい一冊はこちら、
『羽生善治のみるみる強くなる将棋入門-5ヵ条で勝ち方がわかる』
です。
羽生竜王監修です。
この本は、将棋の基本と流れ、棋譜の見方、対局のマナーなど本当の最初の一歩からガイダンスが始まり、
- 駒の動かし方と特徴
- 「取る・攻める・成る・詰める・寄せる・囲う」の概念
- 居飛車と振り飛車という「戦法」の概念
- 詰将棋
という、まず知らなければならない基本的事項が丁寧に説明されます。
最低限の内容がわかりやすく学べますよ。
基本的なことがわかっている方向けの棋書
駒の動かし方など、基本的なことがわかっている方向けの一冊はこちら,
『羽生善治のみるみる強くなる将棋 序盤の指し方入門』
です。
こちらも羽生竜王監修。
本書は特に序盤の進め方にしぼって、少しだけ突っ込んだ内容を解説している良書です。
手に目的をもって指すことや、駒同士を連結させる(ヒモをつける)という概念、小駒から攻める、などの基礎から、将棋の初形、角頭の守り、駒組の概念、大駒と小駒の使い方、いくつかの基本的な囲い、格言から学ぶセオリー(居玉は避けよ、玉飛接近すべからず、など)が学べます。
わたくしガイコツは子供の頃よく将棋を指していましたが、本書を読んで初めて知ったことが非常ーーーーーーーに多かったです。
戦法もいくつか紹介されています。
- 棒銀
- 右四間飛車
- 石田流
などです。みなさんはこの辺の戦法はご存知ですか?
ガイコツは全く知りませんでした笑。
もう一歩前進したい方向けの棋書
ここまでの内容が大体わかっている方にはこちら,
『羽生善治の将棋 序盤〜中盤 強くなる指し方』
をおすすめしたいです。
こちらは羽生竜王の著作です。
4手までの出だしからの戦法予想の考え方から、
- 相掛かり
- 横歩取り(今日の藤井六段の対局は横歩取りでした)
- 棒銀
- 腰掛け銀
- 相矢倉
- 四間飛車
- 中飛車
- 三間飛車
- 相振り飛車
の仕掛けまでを学べます。
本書を読了する頃には、基本的な用語の理解などはバッチリな状態になっていると思います。
まとめ…"超"初心者向け棋書でステップアップのすすめ
いかがだったでしょうか。
わたしもせいぜいこのくらいのレベルで棋力としてはヘボのヘボですが、今回紹介した本を読んだ上では、それまで見えなかった世界が見え、理解できる部分が大きく広がりました。
もしも、このくらいのレベルに到達できていない観る将の方がいらっしゃいましたら、楽しく学べるこれらの本を是非ご一読してほしいと思います。
あなたの将棋ライフがさらに充実することをお約束しますよ♪
今回は藤井六段の勝利を祝してこの辺で!バイキュー☆