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『教養としてのラーメン/青木健』をレビュー | ラ部あふれる、ラーメンの愛し方入門書

どうもー、ガイコツ(@of_za_dead)です。


今回は、クリエイター・青木健さんの著作、

教養としてのラーメンを拝読しました。


印象的なタイトルが目を引く一冊。

ラーメン好きながら、ラーメンについての知識に乏しいわたくしにうってつけかと思い購入してみました。

どんな内容なのか、早速見ていきましょう☆


ヒウィゴゥ(ง ˙ω˙)ว

カモン(ง ˙ω˙)ว


教養としてのラーメン ジャンル、お店の系譜、進化、ビジネス───50の麺論

教養としてのラーメン/青木健

こちらが表紙です。

帯のビートたけしさんのセリフ「この人、すごいなあって思うわ」は、著者の青木さんが2021年にテレビ東京系『レベチな人、見つけた』に出演した際、『もっとも気になったレベチさん』に選ばれ絶賛されたことにちなんだもの。

著者・青木健さん

教養としてのラーメン/青木健

ラーメン業界を専門にデザイナー、イラストレーター、漫画家、エッセイストなどとして活躍する青木さん。

わたくしが青木さんを知ったきっかけは、くじら食堂nonowa東小金井店に訪問したことです。


www.gaikotsublog.com


移転前店舗と大きく印象の変わったオシャレな店舗の中に、青木さんのアートがあったんですよね。


くじら食堂nonowa東小金井店さん店内の壁画


この時から青木さんのツイッターをフォローしています♪

ラ部青木健「教養としてのラーメン」1/19発売! (@ramenclubken) | Twitter

t.co


青木さんが掲げるラ部とは、ラーメン部を省略して「LOVE」とかけた造語。

自分の食べ方、接し方にラーメンへの愛があるかを、自らに問う姿勢の表れです。

美味しいラーメン屋さんを紹介する情報本ではない

この本は、美味しいラーメン屋さんの情報が読めるようなものではありません。

具体的なお店の紹介がないのです。

そして、評論本でもありません。


ラーメンが好きだけどそれほど詳しくないわたくしのような者にありがたい、入門書のような構成になっているのです。

とは言っても、わたくしからしたらすごい情報量なんですが。

具体的な内容、構成

具体的にはどういった構成になっているかと言いますと、<多角度から啜る教養としてのラーメン>ということで、

  • つくり方
  • 食べ方
  • メニュー
  • ビジネス
  • 考察
  • 知識

という8つのジャンルをテーマにした見開き2ページのエッセイが、不規則に並びます。

教養としてのラーメン/青木健


このエッセイがメインコンテンツ。

有用な情報や考えさせられる考察、レアな裏話などが満載です。


そしてその間に挿入されるスペシャルコンテンツがまた素晴らしい。

代表店の写真を添えたジャンル解説、

教養としてのラーメン/青木健


日本ラーメン進化樹形図、

教養としてのラーメン/青木健


系列店の基礎知識、

教養としてのラーメン/青木健


ラーメン界隈人物辞典、

教養としてのラーメン/青木健


などなど、ラーメン初心者が知りたかった情報満載!

ほかにも、全国ご当地ラーメン総まくりやマニアック・ラーメン用語集、日本ラーメン年表など、広く深く必要十分な知識が得られること請け合いです✨

青木さんの文章力がすごい

本書は、青木さん初めての著書となりますが、それが信じられないほどの、読ませる文章です。

構成や圧倒的なラーメン語彙、的確な表現で、読み物としてもとても良いです。


それと、文の端はしからラ部が溢れてくる感じがするんですよね~😊

緻密で丁寧ながらも暖かい文章です♪


まとめ…ラーメンの愛し方、接し方を学ぶ──教養としてのラーメン。

いかがだったでしょうか。


ラーメンに詳しくなって優越感に浸ったり、知識のない人にマウンティングしたり、自慢したり、何かをけなしたりするためではなく、ラーメンの愛し方、接し方を学ぶ入門書。それが本書だと思います。

傍らに置いて事あるごとに読み返し、ラ部を深めていきたいと思います✨


読んでるとラーメン食べたくなりますねー。

ラーメン食べに出かけましょうかね♪

今回はこのへんで!バイキュー☆