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映画「IT イット(1990年版)」をネタバレレビュー/ホラー版スタンド・バイ・ミー的青春譚 ※追記あり

1990年のホラー映画『IT』が、『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』としてリメイクされて、評判も上々ですねぃ。

 

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私ガイコツは、何度も観たはずの本作オリジナル版(1990年)について大体忘れてたので、この機会に改めて視聴してみました。

 

映画IT イット 1990

 

ガイコツは、本作をamazonプライムビデオで観ました。

 

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以下にレビューしていきますが、ネタバレがあるのでご注意ください。

 

  

 

IT イット(1990)のあらすじ

冒頭、小さな男の子が早速奴の毒牙にかかってしまう(この男の子の正体はすぐに判明します)。

 

ここで、かの有名なあのシーンがいきなり登場。

 

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ここはどうしても笑ってしまうんだよなー笑

 

ネタ度の高さから、散々いじられてきたシーンです。

 

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側溝どんだけ広いんwww

 

そんなこんなでときは流れ、1990年のメイン州デリーで子供を狙った連続人事件が発生。図書館司書のマイク・ハンロンは、事件現場で古い写真を発見する。

 

その写真は、古い友人の弟ジョージー(冒頭でいきなり被害に会う男の子)。

 

マイクは奴が帰ってきたことを確信し、かつてペニーワイズと戦った昔の仲間(ルーザーズクラブ)たちに連絡し、再び会う約束をするのだった。

 

物語前半は、登場人物たちの過去と現在が交互に描かれながら、約束を果たすべく1人また1人と故郷に集結していく熱い進行で、よくホラー版「スタンド・バイ・ミー」なんていわれる。

 

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それは、子どもたちが死体探しという旅路を経て「大人になる」という構成のスタンド・バイ・ミーと本作の構造が似ているからだと思われます。

 

スタンド・バイ・ミーでは、小説家となった主人公のゴーディが、過去の冒険の仲間、クリスが刺し殺されてしまったことから夏の日の冒険を思い起こす、という回想録の形式を採っている。

 

本作も同様で、大人時代の彼らが描かれ、街に再度ペニーワイズが現れたのではないか?ということを察知し、過去の自分達のペニーワイズ撃退を思い起こす、という同様の語りによって始まってる。

 

スタンド・バイ・ミーは12歳の子どもたちが「線路の向こう側」という異界に旅立ち、試練としての死への対峙を行い、街に帰ってくるという通過儀礼の物語である、というのが多くの論評の帰結であり、本作もまた、子どもたちが自らの中の恐れを文字通り「倒す」ことで、恐れを克服し、大人になる作品であるといえる。

 

つまり、ペニーワイズは「恐れさえしなければ弱いだけ」の存在だともいえそうだ。

 

 

ルーザーズ(負け犬)クラブ

この映画『IT』の魅力はホラー要素にとどまらず、先に述べたように、回想で描かれるスタンド・バイ・ミー的青春譚も大きなみどころ。

そんなルーザーズクラブのメンバーのプロフィールを見てみよう。

 

  • ビル(リーダー)・・・弟ジョージーがペニーワイズの犠牲になってしまうのが物語の重要なキーで、リメイク版でもしっかりと描かれている。大人のビルは売れっ子映画脚本家・ホラー作家になっている。既婚。子供の頃は吃音症(どもり)だったという過去もあり、大人になった今でも、ペニーワイズの恐怖で吃音症が出てしまう場面も。ペニーワイズも、ビルの吃音症を逆手に取って挑発してくる。

 

  • ベン・・・現在の職業は建築家。子供の頃は太っており、ベヴァリーに思いを寄せていたが、大人のベンはすっかりスリムなスケコマシと化している。

 

  • エディ・・・ちびのエディは喘息持ちで弱々しく、吸入器が手放せないグーニーズキャラ。過保護な母に守られているけど、ここぞという所で勇気を出し、ペニーワイズ相手に活躍する。

 

  • ペヴァリー・・・クラブの紅一点。裕福とはいえない家庭で暴力的なパパと暮らしていた。パチンコの名手で、メンバー中一番の腕前。

 

  • リッチー・・・おしゃべりで陽気なお調子者。ムードメーカーにしてトラブルメーカー。現在は俳優・コメディアンとして成功している。

 

  • スタンリー・・・秀才ユダヤ人。ほんとは一番のビビリ。

 

  • マイク・・・図書館司書として一人故郷デリーに残って暮らす。事件現場でペニーワイズが戻ったことを悟り、30年前の約束を果たすべくクラブのメンバーに招集をかける。古い写真を集めるのが趣味で、彼の集めた資料がIT(ペニーワイズ)の正体に迫るきっかけにもなる。

 

続編『IT/イット2』キャストが決定! ※18.08.01追記 ネタバレあり

『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編『It: Chapter Two』のキャストや公開日が決定し、予告も公開されました!

 

  • 大人ビル:ジェームズ・マカヴォイ

『スプリット』も記憶に新しく、さらに『グラス』が控えているマカヴォイがビルに!

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色気のある役には定評があります。

 

  • 大人ペヴァリー:ジェシカ・チャステイン

『ゼロ・ダーク・サーティ』が大変印象深いジェシカさん。

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X-MENの最新作、『ダーク・フェニックス』にも出演が決まっているようです。

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  • 大人ベン:ジェイ・ライアン
  • 大人エディ:ジェームズ・ランソン
  • 大人リッチー:ビル・ヘイダー
  • 大人スタンリー:アンディ・ビーン
  • 大人マイク:イザイア・ムスタファ

 

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IT イット(1990)で映像化されなかった問題のシーン

原作「IT」では絶対に映像化できない重要な描写が2点あった。

 

それは子どもたちのおとなになるための通過儀礼的なイベントで、1つはチュードと呼ばれる、ペニーワイズの正体を知るために全員で喫煙のまねごとをする、インディアン部族の結束の儀式。

この場面はさすがに悪影響があると考えられたのか1990年版でも映像化はされてない。


もうひとつは更に衝撃的。

ペニーワイズを倒した子ども時代のルーザーズクラブは用水路から抜け出せなくなってしまうんですが、そこで彼らのとった行動がすごい。

全員に対する愛を示すためとして、そして何より真の意味で彼ら自身がおとなになったことを示すためのシーンとして、ベバリーがクラブの全員と、一人ずつ順番にセックスしてしまうというもの。

ギクッとするシーンです。

 

問題のシーンはスティーブン・キングの原作↑で確認できます。

 

 ともあれ、こうした通過儀礼によってルーザーズクラブは大人になり、結果として彼らは街を出ることになるが、ヘンリーをはじめとするいじめっ子不良グループは自分の中のペニーワイズと向き合うことができず、その恐怖に取り込まれてしまった。

 

彼らは、スタンド・バイ・ミーでいうならエース・メリル。儀礼を終えなかった子どもということだろう。

 

 

IT イット(1990)のまとめ…IT イットはホラー青春大河

久しぶりに視聴した「IT」で、自分まで青春時代に引き戻されました。

良質なホラー映画であると同時に、色褪せない青春譚でもある本作。

 

リメイク版の『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』もいずれ観なきゃならないなぁと思いました。

リメイク版は未視聴ですが、子ども編と大人編で完全に分割しての2部作だと聞いてます。

大人編のキャスティングも気になるところ。

あのラストバトルについても、VFXが大幅に進化した現代版がどう描くのか楽しみ。

 

 

今回はこの辺で。バイキュー☆