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ラガー、エール、酵母、発酵…奥深きビールの世界まとめ ※追記あり

ビールで乾杯!!


どうもー、ガイコツです。

今回は、拙ブログでは大事なコンテンツ、ビールのお話です。


具体的に言うと、奥が深すぎるビアスタイルについて。


(※本記事の多くの部分で、キリンビール大学HPを参考にさせていただいています。

改めて、感謝申し上げます。)


ビール好きな方はもちろん、ビールがいまいち苦手だという人も是非覗いてみてください。

では、いざビールの世界へ☆

ヒウィゴゥ(ง ˙ω˙)ว

カモン(ง ˙ω˙)ว


ビアスタイルとは

実は知らない人が多いのですが、ビールと一言でいっても、使用する原料や醸造方法によって、さまざまな種類のビールがあるのです。

その数、なんと100種類以上!!

人の嗜好はさまざまですから、自分の好むビアスタイルを知っておくとビール選びに役立ちますし、ビールの楽しみ方もきっと広がりますよ。

ビールは大別すると『3種類』

ビールは、まずは発酵方法によって分類します。

これがもっとも大まかな分類の仕方だからです。

こうしてわけると、ビールは

  • ラガービール
  • エールビール
  • それ以外のビール

の3種類に系統づけられます。

ラガービール

ラガー酵母を使用して下面発酵させるのが、ラガーと呼ばれるビールです。

低温(10℃前後)でゆっくりと(約1週間程度)発酵させるのです。

役目を終えたビール酵母は沈殿します。


下面発酵製法で造られたラガービールは、スッキリとシンプルな味わいになります。


日本の大手ビールメーカーで造られているビールは、実はそのほとんどがこのラガービールなのです。

アサヒスーパードライ、キリンラガー、キリン一番絞り、サッポロ黒ラベル、サッポロエビス、サントリーモルツなどは、全てこのラガービールにあたります。

わたくしガイコツは、ビールを好きなのにラガーしか知らない人に出会うと『エールビールも飲んでみる』ことを強く勧めています。

エールビール

エール酵母を使用して上面発酵させるのが、エールと呼ばれるビールです。

高温(20℃前後)で一気に(3〜5日程度)発酵させます。

酵母は上面に浮かび、層を形成します。


ビール酵母は、高温で活動するほど果実のような香り成分『エステル』を生成する特性があります。

そのため、上面発酵製法で造られたエールビールはフルーティーな香りのビールになるのです。

ラガーでもエールでもないビール

そして、ラガーにもエールにも属さない方法でつくられるビールが、「その他」のビールです。

野生の酵母を使用して造られる『ランビック』などがこれにあたります。


これら3種のビールが、地域や原料で細分化され、100種類以上のビアスタイルになるのです。

ラガー(下面発酵ビール)

日本ではもっとも親しみのあるスタイルで、ドイツやチェコで発展したビアスタイルです。

アサヒのスーパードライを想像するとわかりやすいでしょうか。

キリッと冷やして、ガブガブと喉越しを楽しむスタイルのビールです。


私ガイコツは、国産のラガービールの中ではキリンラガーがもっとも好きです。

あの独特な香ばしい苦味が、自分のビールとの邂逅の原風景をいつまでも描き続けてくれています。


↓ガイコツブログでレビューしたラガービールはこちらです↓


IPL(インディア・ペール・ラガー)

IPAのラガー版といえばいいでしょうか。

ホップを利かせ、苦味を引き出したラガービールです。


↓ガイコツブログでレビューしたIPLはこちらです↓


ピルスナー

ラガービールの中でも非常にポピュラーなスタイルが、このピルスナーです。

ピルスナーは、その原料や製法から更にいくつかのスタイルに細分化されます。


  • ボヘミアンピルスナー

ほとんどのビールが濃色だった時代(1842年)、チェコはボヘミア地方のピルゼン市で、世界初の黄金色のビールが誕生しました。

淡く透き通ったボヘミアン・ピルスナーは、ホップの苦味とスッキリ爽快なのどごしが特徴的なスタイルです。

このスタイルが誕生したピルゼンの地名を冠して「ボヘミアン・ピルスナー」と名付けられました。


黄金色のビールは、ピルゼンの地に醸造製法がもたらされ、初めてビール醸造されたときに誕生しました。

ピルゼンと他の地域のビールの醸造製法は同じだったのにどうして黄金色のビールが生まれたのか?

それは、原料となる水でした。

他の地域の水が、硬水だったのに対して、ピルゼンの水は、軟水だったのです。

この軟水が、黄金色のビールづくりに最適だったのです。


  • ジャーマンピルスナー

チェコ発祥のボヘミアン・ピルスナーがドイツに広がると、ジャーマン・ピルスナーと呼ばれるようになりました。

同じ製法で醸造しても、色味や味わいの違うビールが出来たことから、「チェコの(ボヘミアン)」と「ドイツの(ジャーマン)」が区別されたのです。

余談ですが、そもそもチェコに醸造製法(下面発酵)をもたらしボヘミアン・ピルスナーをつくったのが、ドイツの技師ヨーゼフ・グロルだったことから、ピルスナーは、ドイツに逆輸入されたともいわれています。
ジャーマン・ピルスナーは、ボヘミアン・ピルスナーよりもすっきりクリスピーな味わいで、色味も少し薄いのが特徴的です。

同じ醸造製法にも関わらず差ができたのは、水質の違い(軟水と硬水の違い)にありました。

日本の大手ビール会社でつくられているラガー系ビールは、ジャーマン・ピルスナーがお手本とされていることから、私たちにとって一番親しみのあるビールが、このスタイルなのです。

  • ドルトムンダー

さらに、同じドイツで造られたピルスナーの中でも、麦芽を低温で2日浸漬させたり、ホップの特徴を控えめにするなど、元来のピルスナーとは異なる製法で醸造されたビールがドルトムントで生まれ、これがドルトムンダーと呼ばれるようになりました。


ドルトムントはドイツ北部の工業地域で、20世紀初め頃には醸造所が120ヶ所以上もあった、ドイツ最大のビール生産都市です。

ビールの祭典「オクトーバーフェスト」の開催地であるミュンヘンと並んで、ビール好きの多くが訪ねる町の一つとなっています。


ドルトムンダーは、「ブロンド・ビール」とも称される透き通った淡い色と、ホップとモルトのバランスが特徴。

比較的、ホップの香りや苦みは弱めに造られており、口当たりが軽く、マイルドかつドライな味わいです。

現代では、醸造の際に発酵度数を高めたり、熱処理を行うなどして長期保存を可能にし、輸出に適したものもあります。


「ボヘミアンピルスナー」「ジャーマンピルスナー」「ミュンヘナーへレス」とあわせて、「ピルスナーファミリー」と呼ばれることがあります。


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ウィンナーラガー ・ メルツェン

オーストリアのウィーンで生まれた、赤銅色のラガービールです。

低温で焙燥されたウィンナーモルトを使用しており、赤みがかっているのが特徴です。

かすかにトーストのような香りもします。

モルトとホップのバランスが、ほどよい苦みとすっきりとした飲み口を演出します。


ドイツのオクトーバーフェストで飲まれているメルツェンビールは、ウィンナーラガーを完成させた醸造家アントン・ドレハーが、そのレシピを友人のガブリエル・セドルメイルに譲り渡し、そのレシピにならって造った「弟分」のようなビールだそうです。


ヨーロッパ四大ビールの一つに含まれるウィンナーラガーですが、オーストリア・ハンガリー帝国の崩壊と共に、一度は衰退してしまいました。

しかしメキシコでは、19世紀にオーストリア人が持ち込んだウィンナーラガーをベースにしたビールが造られ続けており、遠く離れた地で現在も飲まれています。

また、1980年代のアメリカでのブームを始め、世界各地で人気が再興しています。


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ボック

見た目は淡色から真っ黒まで様々で、色によってさらに細かくへレスボックやデュンケルボックなどに分類できます。

ローストしたモルトのアロマが支配的で、ホップの香りはほとんど感じられません。


共通しているのは高いアルコール度数で、フルーティーなエステル香によって濃厚な味わいが楽しめます。

飲み口はどっしり。


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ドッペルボック

香ばしい風味が漂う、透き通った外観のドッペルボックは、ドイツ発祥のビールです。

「ドッペル」とは、ドイツ語で「ダブル」という意味。

「2倍」という名のラガービールなんですね。

アルコール度数が高く、モルトの甘みや香りが強いのが特徴です。

色合いは使用する麦芽によって差がありますが、濃いものは美しいルビー色をしています。


ドッペルボックはもともと、修道士たちによって造られました。

断食中の栄養源としてパンの代わりに摂取されていたそうで、「液体のパン」とも呼ばれたそうです。

最初のドッペルボックは「Salvator」という名でしたが、それに倣って現代のドッペルボックの多くが、名前に「~ator」とつけられています。


ドイツで最も「強い」ビールと呼ばれることもあるほど濃厚でハイアルコールのボックは、飲む際の最適温度が8~10℃と高めなので、冬飲みにピッタリ。

寒い冬の夜に、ゆっくりじっくりと味わうのがオススメです。


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シュバルツ

シュバルツとは、ドイツ語で「黒」という意味で、その名の通り液色も美しい黒色です。

ドイツのバイエルン地方で古くから造られているビールで、ドイツの詩人・ゲーテも愛したといわれています。

いわゆる「黒ビール」にはシュバルツの他にもスタウトやポーターがありますが、シュバルツは下面発酵のラガービールである点が特徴です。


ラガーであるが故に、黒ビールながらあっさりと軽い飲み口が楽しめます。

焙煎した麦芽の、チョコレートやコーヒーのような香ばしさを感じながら、すっきりと飲むことができます。


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ラオホ

「ラオホ」(ドイツ語: rauch)とはドイツ語で「煙」の意味であり、ラオホビアは燻製した麦芽で造ったビールのことです。


煙で燻した麦芽を用いてビールの醸造を行うと、その燻製の風味がビールにも及ぶため、ラオホは燻製風味のビールとなります。

これは、まだ麦芽を乾燥させる技術が未発達だった頃の名残で、麦芽を乾燥させる際の煙を別のところから逃す窯の登場以降、一時ほとんど造られなくなりました。


しかし、伝統的な麦芽乾燥工程を行う醸造所がほそぼそとこの技術を維持した結果、ビールの1つのジャンルとして楽しまれるに至ったのです。

燻煙には、ブナの樹を使うのが一般的です。


ここでは下面発酵ビールとしてご紹介していますが、上面発酵のラオホもあるのが奥深いところです。

本記事では、どちらもこのラオホカテゴリーで扱います。


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エール(上面発酵ビール)

イギリスを代表するエールは、華やかな香りが特徴です。味わいも複雑でフルーティーだったりスパイシーだったりと、奥の深いビールです。

近年では、よなよなエールでおなじみヤッホーブルーイングさんが、このエールビールの知名度をぐぐっとあげてくれました。

今では、大手ビールメーカーでも様々なエールスタイルのビールを販売するまでになりました。


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クリームエール

1842年に、チェコでピルスナーウルケルが売り出されたことをきっかけとして、ヨーロッパでもアメリカでもピルスナーが大流行します。

当時、ヨーロッパからアメリカへ移住した移民たちが、アメリカでウルケルと同じスッキリとしたピルスナーを作ろうとしたものの、当時のアメリカでは、低温で発酵させるラガー酵母を手に入れるのが難しかったため、彼らは、高温で発酵させるエール酵母でピルスナーを造ろうと試みたのです(いわゆる疑似ラガー)。


エール酵母は低温では発酵出来ない為、高温で発酵させた後に、ピルスナーの様に低温で熟成させる方法を採りました。

その結果出来上がったクリームエールは、エール特有のフルーティーでどっしりとした後味という特徴を持ちながらもスッキリと爽やかな口当たりという、ラガー特有の特徴も併せ持ったビールに仕上がったのです。


その成り立ちと特徴から、ハイブリッドビアとも言われます。


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ケルシュ

ケルシュとは、上面発酵用の酵母を使用し下面発酵に近い低温で醸造するという、ラガーとエール双方の製法上の特徴をもっており、前項のクリームエールと同様、ハイブリッドビアにも分類されるスタイルです。


ピルスナー麦芽が使われるのが一般的ですが、他の麦の麦芽が加えられることもあります。

薄い黄金色で見た目はピルスナー風ですが、苦味やホップの香りは控えめで、酵母由来の白ワインを思わせるようなフルーティーな香りが特徴です。


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アメリカン・ブロンド(ゴールデン)エール

ハイブリッドビアに位置づけられる、北米発祥のスタイル。

ホップのキャラクターが控えめで、クラフトビールの入門編のような味わいのものが多いです。


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ペールエール

18世紀、ペールエールは、イギリスのバートン・アポン・トレントで誕生しました。

原料に使われた酵母由来のりんご・はちみつ・洋梨のようなフルーティな香りと、キリッとした苦味のあるホップがマッチしたことで、香り高いビール醸造に成功しています。


ペールエール誕生後、バートン以外の地域で醸造が試みられましたが、味わいを再現することができませんでした。

その要因は、水の硬度だと言われています。

バートンで使われていた水が硬水だったの対して、他の地域では軟水が使われていました。

その事実が判明して以降、軟水を硬水化して醸造する技術、バートンの名にちなみバートン化技法が発明され、世界中にペールエールが広がりました。


アメリカンスタイルのペールエールは、イングリッシュスタイルのペールエールよりも香りや苦味が強い代わりに、モルト風味が控えめになっていると言われています。


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ストロングエール

ベルギー発祥のビアスタイルです。

その名の通り、アルコール度数の高い上面発酵(エール)ビール。


色は様々で薄いものはベルジャン・ペール・ストロングエール、濃いものはベルジャン・ダーク・ストロングエールと呼ばれます。

糖質として氷砂糖を使用しており、色の薄いものはゴールデンエールと呼ばれることも。


フレーバーはフルーティでドライ、アルコールによる辛味があります。苦味は中程度。

最適温度は10~13℃くらいと言われています。ぬるいくらいが美味しいですね♪


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ベルジャン・ブロンドエール

ベルギースタイルのエールに典型的に使われる酵母を用いて、ユニークなキャクターを付与したビール。

ピルスのようなモルト風味を基調に、アーシーさやスパイス風味など、ビールによってそれぞれ特徴的な味わいをもちます。


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IPA(インディア・ペール・エール)

クラフトビールの中でも特に人気のあるスタイルがIPAです。


18世紀末、ペールエールは、高温多湿で揺さぶり続けられる長い航海に耐えることが出来ず、遠くに運ぶことができませんでした。

そこで、イギリスからインドへビールを運ぶために改良されて出来たのが、IPAです。

長い航海で品質劣化しないようにホップを大量投入(樽詰め時にも投入されたとか)して、アルコール度数も高めに醸造(※輸送の問題が無くなってからはセッショナブルなIPAも多く造られています)。

ホップや高いアルコール度数の作用で菌の増殖を抑制しました。

そのため、ホップの強い香りと苦味、アルコール感が特徴的な味わいになっています。


IPAを飲む際に適していると言われるのがIPAグラス。

中間部が細まったでこぼこしたクビレによって、グラスをかたむけるたびにビールが揺すられ、対流が生まれるようにつくられています。

そしてその対流が香りを醸し出し、泡立ちを保つのです。

これは、ワイングラスを回して香りを高めるのと似た働きをしています。



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ホワイトエール

ホワイトエールは、ベルギーのヒューガルデン村で14世紀から製造されていたクラシックなビールです。

一度製造が途切れましたが、1965年、村で牛乳屋を営むピエテル・セリスによって復活しました。

特徴的な香りを持つベルジャン酵母によって作られる、小麦のビールです。


ホワイトエールの特徴はその白濁した色。

これは原材料の麦芽化していない小麦タンパクによるもので、クリーミーな味わいと爽やかな酸味はこれに由来します。

また煮沸時にコリアンダー、オレンジピールで風味付けするのが伝統製法で、スパイシーな香りと味わいに仕上がります。

酵母をろ過していないため、ビタミンBが豊富なことでも知られています。


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ヴァイツェン

14世紀から続くドイツ伝統の白ビールがヴァイツェンです。

ベルギーの、オレンジピールなどのハーブで風味付けをした白ビールが前項の「ホワイトエール」ですが、このドイツ産の白ビール、「ヴァイツェン」は、ハーブ類等は配合していません。


通常、ビールの麦芽は大麦を発芽させたものですが、ヴァイツェンでは50%以上小麦麦芽が使われています(ヴァイツェン(Weizen)とは、ドイツ語で小麦のことなのです)。

ヴァイツェンはヴァイスビアとも呼ばれ、こちらはヴァイス(weiss=白)ビア(bier=ビール)の名前の通り白ビールという意味。


ヴァイツェンの中でも、酵母をろ過していないものを指して、特に「ヘーフェヴァイツェン」といいます。

「へーフェ」とは、ドイツ語で「酵母」という意味。

たんぱく質が豊富な小麦を用い、酵母をろ過していないため、白く濁っています。

ホップの苦みは少なく、泡立ちが豊かなスタイルです。


一方、ろ過したヴァイツェンは、特に「クリスタルヴァイツェン」と呼ばれます。

ほかにも、色が濃い「デュンケルヴァイツェン」、アルコール度数が高い「ヴァイツェンボック」などがあります。


ヴァイツェンの特徴は、フルーティーな香りです。

バナナやクローブ、バニラ、風船ガムを思わせるような香りがするものもあります。

これらの香りは人工的に風味づけされたものではなく、醸造の過程で酵母の働きによって生まれます。

またホップが少ないことから苦みが少なく、舌触りも濃密で「まるで飲むパンのようだ」と言われることもあるそうです。


ヴァイツェンを飲む際は、注ぐ前にびんを軽くゆらすのがポイントです。

こうすることで、びんの底に白く沈殿した酵母が混ざり、全体に濁りがいきわたって、酵母の風味と豊潤な口当たりを楽しむことができます。

また、本場ドイツではヴァイツェンにレモンを添えて出されることも多いので、本場さながら、レモンを搾ってさっぱりと飲むのもオススメですよ♪


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ウィートエール

ヴァイツェンとよく似たビールに、ウィートエールがあります。

ウィートエールとは、ホワイトエールやヴァイツェンと同じく小麦を使用した白ビールですが、フルーティーさよりもホップ香を押し出した爽快な味わいが特徴。

ヴァイツェン特有のバナナ香、バナナ風味はしてはいけないんだそうです。


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セゾン

セゾンビールとは、ベルギーやフランスの一部で、夏の農作業中に飲むために冬の農閑期を利用して醸造されていたビールだといわれています。

季節限定で造られていたため、フランス語で季節を意味するセゾン(英語のseasonに相当)を用いて「セゾンビール」という名前になりました。

今から150年以上も前、1840年頃にベルギー南部のワロン地方の農家が造りはじめたのが起源だといわれています。


アベイビールなどにも言えることですが、この頃のベルギーでは、生水に病原体が含まれる恐れがあったため、煮沸した保存の効く飲料として、また、病気を介在しない「命の水」としてビールが醸造されていました。

このビールを、水の代わりとして農作業中に飲もう!ということになったのはある意味自然なことですね。


夏場まで飲めるように、IPAさながらホップを多く入れるなどの工夫をしていたようで、苦みがあるのが一つの特徴となっています。


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アンバーエール ・ アルト

アンバーエールとはアメリカで考案されたスタイルで、アメリカンペールエールを濃くしたようなビールです。

淡色麦芽より少し高温で焙燥した麦芽を用いることで、やや濃い褐色のエールができあがります。

ホップの香りが際立っていて苦味は強め、また芳ばしいカラメル香も楽しめます。

ブラックモルトやチョコレートモルトでは感じることができない、やや甘みのある芳ばしい香りが特徴です。


アンバーエールと良く似た銅色〜琥珀色の液色で、カラメルモルト由来の深いコクや酵母の作りだすフルーティーな香りが特徴のビールに、アルトがあります。

ドイツはデュッセルドルフで18世紀頃から製造されてきたビールで、アルト(=古い、オールド)という名前が示す通り古典的なエールです。

色あいはやや濃い目でモルト風味が支配的ですが、ホップの香りや苦味が高いものもあります。

フルーティーなエステル香は抑えめで、苦味は比較的穏やかでシャープな飲み口のものが多いです。


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フランダースエール

ベルギーのフランダース地方で造られる、酸味が特徴的なビールがフランダースエールです。

フラマン語で「ジュール(酸っぱい)ビール」と呼ばれることもあります。


フランダースエールはさらに西の方で造られるレッドエールと、東で造られるブラウンエールの二種類にわけられ、その起源はいずれも中世ルネッサンス期にまで遡ります。

プラムやブラックチェリーのようなフルーティーな香りと、爽やかな甘酸っぱさが、くせになる味わいです。


レッドエール

フランダース・レッドエールは、主にフランダース地方西部で造られます。

オーク樽で2年間ほど熟成させますが、その際に木樽の内側にコーティングを施さず、ビールと木を直に触れさせます。

それによって、樽に住む野生の乳酸菌がビールを酸っぱくし、同時に、樽に含まれるタンニンなどの成分がビールをチェリーのような濃い赤に染めあげるのです。

その鮮やかな色とフルーティーな香りから、多様なビアスタイルの中で最も赤ワインに近いビールとも言われています。


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ブラウンエール

フランダース西部で造られるレッドエールに対して、主に東部で造られるのがブラウンエールです。

レッドエールと同じく酸味のある味わいですが、カラメルモルトやチョコレートモルトを使用し、豊かなモルトの風味を持つところが異なります。

また、オーク樽ではなく主に金属製のタンクで熟成させます。

若いビールと熟成させたビールをブレンドすることで酸味のバランスを取り、魅力的な味わいを造り出しています。


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イングリッシュブラウンエール

1927年、ペールエールが流行していたイギリスの北部で、ペールエールに対抗するべく生み出されたといわれているのがこのイングリッシュブラウンエールです。

その味わいは、ホップの香りを弱めにし、麦芽の甘みと風味を強調したもので、ペールエールとは全く違ったものでした。


イングリッシュブラウンエール最大の特徴は、ホップの使用量を減らしていることによる、苦味の弱さです。

麦芽には少しローストしたカラメルモルトが使われることが多く、色味は濃い赤銅色からこげ茶くらい。かなり濃色です。

ホップの個性が弱い分、ローストしたモルト由来の、ナッツに似た丸みのある香りと甘みを強く感じることが出来ます。

同時にエールビールの甘い香りも加わるため、独自の味わいが生み出されます。

あまり冷やさないで飲みたいスタイルのビールですね♪


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ポーター

酸味の出たブラウンエールに若いブラウンエール、そしてペールエールをブレンドしたものが、ポーターの起源だったと言われています。

1840年代まで「エクストラ・スペリオール・ポーター」と名乗っていたビールは、その後「エキストラ・スタウト」と名前を変えます。

ポーターはスタウトの前身だったのです。20世紀に一度、廃れてしまいましたが、近年復活した古くて新しいビールです。


「ポーター(Porter)」とは港湾の荷運び人のこと。

ロンドンに到着した物品を市内各所に配達していたポーターが好んで飲んだことで、この名がついたという説があります。

また、ビール樽が到着すると「ポーター!(運んできたよ!)」と叫んだから、という説も。


ポーターは、芳醇でコクがあるのが特徴です。

エールで用いられるパイントグラスや、そのちょうど半分量のハーフパイントグラスでちびちびと味わうようにして飲むのがおすすめ。

ひんやり涼しい12〜14℃くらいが適温だと言われています。

温度が高い分、ローストしたモルトの、ココアにも似たフレーバーやほのかな甘みが引き立ちます。


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スタウト

アイルランドで18世紀後半に誕生したスタウトは、当時イギリスで人気だったポーターから進化したスタイルです。

当初は「スタウト・ポーター」などと呼ばれていましたが、広く親しまれるようになってからは単純に「スタウト」と呼ばれるようになりました。

麦芽化せずに焙煎した大麦(ローストバーレイ)を使用している点が、ポーターとの大きな違いです。


スタウト(stout)の意味は、英語で「どっしりした、頑強な、丈夫な」。

前述したローストバーレイが、独特の苦みと香りを生み出しています。


また、ポーターよりアルコール分を強化しており、文字通り、強く濃厚でコクのあるスタイル。

真っ黒になるまで大麦を焙煎しているため、ビールの見た目も真っ黒です。

スタウトを飲む際に特に楽しみたいのは、ローストバーレイの豊かな風味、苦み、そして香りです。

それに最も適しているのはスタウトグラス。



わずかに口の部分がすぼまっているおかげで、コーヒーのような豊かな苦みと香りをバランスよく調和させ、深い味わいを楽しむことができるといわれています。

また、泡を長持ちさせる効果もあるので、スタウトのクリーミーな泡をじっくりと満喫するのにもおすすめです。


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トラピストビール

ヨーロッパの修道院では伝統的にビール造りが行われてきましたが、中でも、トラピスト会修道院のもとで造られる上面発酵のビールが、トラピストビールとされました。

この名称は、トラピスト会修道士の協会に認められたビールだけが使用できる、特別なものです。

一方、民間の醸造所が修道院伝統の手法を用いて造ったビールは、「修道院ビール(アビイビール)」と呼ばれ、明確に区別されています。


条件を満たしたビールだけが名乗れる「トラピストビール」の構成要件は3つあります。

1.修道院の中で醸造していること。

2.修道士が醸造もしくは醸造の監督をしており、味などについて決定権を持っていること。

3.利益は修道院の運営管理に用い、余剰分は慈善事業に充てること。


これらを満たしたビールのみが「トラピストビール」を名乗り、ラベルに六角形のロゴを表すことができるのです。


トラピストビールは上面発酵タイプで、びん内で熟成させるエール。

多くは、発酵を促すために氷砂糖を使用しています。

しかし醸造方法について細かな定義はされていないため、醸造所ごとに造り方は異なっており、個性が光るビールが生み出されています。

グラスはやっぱり、ゴブレットや聖杯型が似合います。アルコール度数が高いビールが多いので、ゆったりじっくりと楽しみましょう。


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修道院ビール(アベイビール)

中世以降、ヨーロッパの修道院では自給自足の生活がおこなわれ、煮沸した保存の効く飲料として、また、病気を介在しない「命の水」として、フランスではワインが、ベルギーではビールが製造されていました。


中でもトラピスト会修道院が製造するものは特別に「トラピストビール」と名乗ることができます。

その他の修道院の、伝統的な手法をもとに造られるビールは「修道院(アベイ)ビール」と呼ばれています。


樽ではなく瓶詰めしたのちに瓶内熟成されるのが特徴です。そのため瓶の形状で味が違い、同じ銘柄でも製造日からの日数で味が変わってくるという特徴があります。

アルコール度数は高めで、濃厚な味わい。ラガービールのように喉越しを楽しむのではなく、一口一口味わって飲むというのが、修道院ビールの楽しみ方です。


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バーレーワイン

気候の関係でブドウを生産できなかったイギリスで、ワイン並みにアルコール度数が高く、年単位での長期熟成が行えるエールを造る、そんな目的から作られたのがバーレーワインです。

ワインと同じぐらいの強さという意味で、大麦(バーレイ)で作る酒(ワイン)「バーレーワイン」と名付けられましたが、この名が広まったのは20世紀に入ってからです。

従来は「オールドエール」「ストロングエール」「ストックエール」などと呼ばれていました。


通常のビールのアルコール度数は約4 〜 7%であり、出来立てを楽しむのが一般的ですが、バーレーワインのアルコール度数は7 〜 14%とワインに匹敵するもので、熟成期間も長く、通常のエールは数日~2週間程度ですが、バーレイワインは半年以上熟成させます。

さらに、濃厚なボディに負けないよう、使用される麦芽の量や種類も通常のビールより多くなるため、濃厚で複雑な風味が生まれます。


香りはドライフルーツにも例えられ、ウィスキーやブランデーと似てくることも。

炭酸は一般的に弱めで、長期熟成によって苦み、甘味、アルコール感、エステル香のバランスに優れます。

そしてじっくりと熟成される過程で木樽の香りが移り、複雑な風味を作り出します。


アルコール度数の高いビールは冷やさずに飲むのがおすすめで、バーレーワインも例に漏れません。

チューリップグラスに半分ほどそそいで、チビチビと味わうように飲みましょう。

バーレイワインは瓶内で熟成され味が変わるので、数年寝かせて円熟を愉しむのもいいですね。


↓ガイコツブログでレビューしたバーレーワインはこちらです↓


その他のビール

ラガーにもエールにも分類できないビールも存在します。

いずれも個性的な銘柄ばかりで、見かけたらとりあえず買っておきたいですね。

ランビック

ランビックとは、野生の酵母で作られるという驚きの製法のビールで、日本では全くと言っていいほど馴染みがありませんが、ベルギーでは伝統的に造られてきたビアスタイルです。

自然にある酵母を利用して発酵させるため、ビールの原型に最も近いスタイルと考えられています。


ベルギー、ブリュッセルに近いパヨッテンラント地域にあるゼンネの谷。

そこに自生する野生酵母とバクテリアが、ランビックを生み出します。

使われる酵母は生息地が限られており、「ランビック」を名乗れるのはブリュッセル近郊の醸造所で作られたビールのみとなっています。


ランビックは、大麦の麦芽だけでなく発芽させていない小麦を使用し、殺菌力が強いホップを大量に加えます。

ただしこのホップは、一般的なエールのように香りづけを意図したものではなく、長期間の熟成に耐えられる防腐剤として必要とされているため、あえて、摘んでから1年以上が経ち、酸化して苦みが少なくなったホップを用います。

これにより独特の強い酸味とチーズのような香りが生まれるのです。


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チョコレートビール

厳密には、製法による分類ではないのですが、チョコレートを使用したビールの場合ビアスタイルが判然としないことが多いので、個別に分類します。

濃厚な味わいに合わせ、アルコール度数も高めなものが多いです。


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まとめ…ラガーだけじゃない!ビールの世界の奥深さ

いかがだったでしょうか。

世界には、想像以上に色々なビールが存在することがおわかりいただけたかと思います。


知れば知るほど、飲めば飲むほどのめり込んでしまうビールの世界。

みなさんも是非ぜひビールの魅力に酔いしれてくださいね!!


この記事は随時更新してきますが、今回はこのへんで。バイキュー☆