どうもー、ガイコツ(@of_za_dead)です。
今回はコミックレビュー回です。
今回ご紹介するのは、『仮面ライダーアマゾンズ』の完全オリジナルコミカライズ作品、
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 5巻
です。
いよいよ最終巻!
非常に不吉なコピーが帯に書かれていますが…(^_^;)
どのような「最凶の終幕」が見られるのか!?早速見ていきましょう。
ヒウィゴゥ(ง ˙ω˙)ว
カモン(ง ˙ω˙)ว
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 5巻 ※ネタバレあり
表紙は、擬人学会オリジナルレジスター+インジェクターで変身した強化型ホタルアマゾンです。
帯には特別企画『母子対談』として、東亜優さんと前嶋曜さんの写真が。
裏表紙は、アルファ、ニューオメガ、そしてネオの3人です。
5巻の収録話数は6話分、21話〜最終話・26話までです。
今回の目次はカバーに。
巻末には、七羽さんこと東亜優さんと、千翼(ちひろ)/アマゾンネオ役の前嶋曜さんによる『母子対談』が掲載されています。
また、藤田富さん、谷口賢志さん、東亜優さん、前嶋曜さんの4人が、自分の演じたキャラクター登場シーンに直筆サインを入れた複製原画のプレゼント企画もあります。
仮面ライダーアマゾンズとは?→こちらで詳しく解説しています。
アマゾンズ外伝 蛍火の概要と各巻レビューなどは→こちらを是非ご覧ください。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 5巻 第21話
独りで生きる道を探すため紬らのもとを去った昇。
人間を傷つけないよう、人里離れた山奥で生活しています。
紬は、昇に食べさせるためにアマゾンを探し回り、櫛原はなんとか研究環境を整えようと考えています。
啓践大学。星埜教授の研究室では、アマゾン細胞の研究が続けられています。
それを手伝う悠。悠はここで、のちにカラスアマゾンとなる星埜教授の娘・イユと出会います。
一方七羽さんは、異常なスピードで成長していく息子・千翼を子育て中。
そんな2人に接近する紬。
紬は、アマゾンの気配を発する子ども・千翼と、人間ともアマゾンともつかない不思議な気配の女・七羽を不審に思い、擬人学会に持ち帰って見解を乞います。
擬人学会は、その子ども(千翼)が人間とアマゾンの間に生まれた子どもだと看破。
紬は、母子を昇に食べさせるため、再び2人に接触します。
そして、昇の共食い衝動は、その思いとは裏腹にますます加速していきます。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 5巻 第22話
何者かによって(紬!?)、未覚醒のアマゾンのグループを紹介された七羽と千翼は、彼らと合流し行動することにします。
グループは人間を避け西へと移動していきますが、ある夜4Cに襲撃されてしまいます。
これは、オリジナルのアマゾンズ シーズン2の導入のシーン!
4Cとの戦闘の最中、母・七羽に食人衝動を抱いてしまった千翼は腕の一部を食べてしまい、アマゾン態へと変身してしまいます。
この場面では、千翼がいかに4Cにとらえられたか、アマゾン細胞の感染拡大の元凶がいかにして生まれ、流出したのかが語られます。
そして、星埜教授と櫛原は、それぞれアマゾン細胞の変異を確認。
ヒトの遺伝子をもつアマゾンの細胞が変異し、アマゾンの仲間を増やすキーになる。
つまりこれは溶原性細胞です。
それは、シーズン2の主題でもありましたが…。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 5巻 第23話
4Cがアマゾンの群れを襲った事件を擬人学会が嗅ぎつけ、紬と五十嵐が現地調査へ。
そこで2人は、現場に残されたアマゾンネオ素体の腕を発見・回収します。
紬は、昇が自我を失って暴走しているタイミングを見計らって、アマゾンの集会場所を吹き込みます。
まだ覚醒前のアマゾンの集会。昇は、自我消失中に彼らを襲って食べてしまい、我に返って自殺しようとします。
そんな昇を制止したのは櫛原でした。
溶原性細胞で仲間を増やせると確信した櫛原は、昇が仁と悠を倒せばアマゾンの未来が拓けると考えたのです。
その提案にのった昇。奇妙なことですが、昇と櫛原の2人は、ここに至って本当の友情を獲得することになりました。
その後、櫛原は素体の腕から培養した溶原性細胞を自分に注射します。
昇の希望を与えるため、みずからヒトをやめることを選択したのです。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 5巻 第24話
擬人学会の梶は、密かな単独行動で悠の居場所を突き止めていました。
そこに、同学会の仲間・藤咲が現れます。
アマゾンに対する実験動物扱いが度を超えている梶を諌める藤咲ですが、逆にスタンガンで気絶させられ監禁されてしまいます。
悠と昇を対決させようと画策する梶。
藤咲はなんとか自力で脱出し、事態を擬人学会に報告します。
激怒する紬。
そしてついに、悠と昇が激突します。
昇は、新たなレジスター+インジェクターで変身。
究極のホタルアマゾンとして、アマゾンオメガに戦いを挑みます。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 5巻 第25話
ビルの谷間を縦横無尽に駆け回り激突する昇アマゾンとオメガ。
それを嬉々として眺める梶を一撃のもとに葬った紬アマゾンが、対峙する2人(2体?)の前に現れます。
アマゾンの未来のために戦う昇と彼を生かしたい紬、2体のホタルアマゾンが共闘してオメガに襲いかかります。
しかし、強い、オメガめちゃくちゃ強いです。
アマゾンを喰らいまくり最新のレジスター、インジェクターで進化した昇アマゾンに紬が加勢してもまだ足りない。
昇は、残る最後のインジェクターも投入して、決死で悠に挑みます。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 5巻 第26話 最終話
死力を尽くしながら一歩届かず、ビルから落下していく昇アマゾン。
絶命し、溶けてなくなる紬。
そこに4Cが到着し、瀕死の昇アマゾンに襲いかかります。
抵抗する昇。現場に駆けつけたテレビクルーのカメラに向かって呼びかけます。
「見てるかお前ら!俺はダメだった…だが希望はなくなっちゃいない!絶対に諦めるな!生きろ!戦って生き延びるんだ!…俺たちはただじゃ滅びねぇ!お前らニンゲンがアマゾンを殺し尽くそうとする限り抗おうとするヤツが必ず現れる!無事に済むと思うな!」
昇はそう叫び、4Cの圧裂弾の前に消滅します。
彼の声は、アマゾンたちに届いたのか…。
元駆除班・マモルの属するアマゾンの群れの前に、櫛原が現れます。
櫛原は、彼らに溶原性細胞(素体の腕)を託したのでした。
昇は彼のトモダチ…その言葉が、マモルの胸を打ちます。
そしてカマキリアマゾンとして覚醒し、4Cに狩られる櫛原…。
イユはあの事件を経てアマゾン化し、千翼は長瀬と出会います。
物語は、千翼へと受け継がれるのでした…。
『母子対談』
七羽役の東亜優さんと千翼役の前嶋曜さんの対談。
当時の撮影の振り返りや蛍火に関するお話が非常に貴重です。
お二人がどんな思いで撮影に向かっていたか、そして自分の演じたキャラクターが漫画に登場したことについてどんな思いを抱いたかなど、レアな話が詰まっています。
ファン必読。絶対に読んで欲しいですね。
まとめ…シーズン1と2の空白を埋める栄光なき戦いの記録、完結!!
いかがだったでしょうか。
シーズン1、2、劇場版、そして蛍火と続いてきたアマゾンズの物語も、ここで一段落。
もしかしたら、もう二度とアマゾンズの世界には出会えないかも知れません。
でも、わたしたちの心にはしっかりと残りました。
平成から令和へ、時代超えて狂い咲いた、歴史に残る仮面ライダー異譚でした。
ただ、悠はまだ生きています。
いつかまた、アマゾンズの逸話に触れられたら嬉しいですね。
今回はこの辺で。バイキュー☆