どうもー、ガイコツ(@of_za_dead)です。
今回はコミックレビュー回です。
今回ご紹介するのは、『仮面ライダーアマゾンズ』の完全オリジナルコミカライズ作品、
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 4巻
です。
前巻では、同族を日常的に捕食するようになって昇がいよいよ狂ってきました。
同時に紬も、昇を強くすることに固執するあまり狂い始めています。
4巻ではどんな風に物語が動くのか?早速見ていきましょう。
ヒウィゴゥ(ง ˙ω˙)ว
カモン(ง ˙ω˙)ว
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 4巻 ※ネタバレあり
表紙は、シグマと戦闘する蛍アマゾン。
動きのあるイラストです。
帯には特別企画、『駆除班対談2』として、高木勝也さんと宮原華音さんの写真が。
裏表紙は、血の滴るアマゾンインジェクターのイラスト。
4巻の収録話数は6話分、15話〜20話までです。
巻末には、駆除班のムードメーカー・三崎一也役の高木勝也さんと、駆除班の紅一点・のんちゃんこと高井望役の宮原華音さんによる『駆除班対談2』が掲載されています。
仮面ライダーアマゾンズとは?→こちらで詳しく解説しています。
アマゾンズ外伝 蛍火の概要と各巻レビューなどは→こちらを是非ご覧ください。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 4巻 第15話
紬が共食いを仕向けているのではと不信感を募らす昇。
一方、櫛原をはじめとする擬人学会の面々は、一堂に会し昇のための新しいレジスターについて情報交換を行います。
藤咲という女性、運動不足のスーツの男・梶は初登場かな?
新レジスターの実用化までには、部品調達や新薬の開発など問題が多く、半年は掛かるといいます。
このレジスターが完成し、昇がそれを使う時、一体どんなアマゾンが生まれるんでしょうか。
さて、本編の時間軸は現在、七羽が妊娠に至ったところ。
千翼の命が、七羽の中に宿ったわけです。
七羽は身重のまま星埜教授のもとへ。
そしていよいよ、野座間製薬に当局の立ち入り調査が入ります。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 4巻 第16話
あらゆるアマゾンの関係者たちが、野座間製薬立ち入り調査の報に注目しています。
悠、美月、解体された駆除班の面々、マモルらアマゾンたち…。
野座間を屈服させ、自分たちアマゾンを造った責任を取らせるために戦ってきた昇は、このまま野座間が解体されでもしたらその目的が達せられなくなるという思いから、急遽その夜に野座間襲撃を決行することにします。
しかし、昇が向かった研究所には、アマゾンシグマのプロトタイプがまだ現存していたのでした。
(本編に登場した、前原くんの死体が変身したシグマはアルファとオメガに既に倒されていることが語られています)
前原シグマより性能は劣るものの、ドライバーを引き継いでおり大変危険だとのこと。
昇とシグマプロトタイプは予想通り戦闘に入ってしまいます。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 4巻 第17話
昇に助力するため野座間に向かおうとする紬に、新型レジスター用の新薬を託す櫛原。
レジスターとの併用が前提の薬剤のため、どんな副作用を起こすかわからないというものです。
紬が現場に到着する頃には、シグマプロトの圧倒的な力の前にホタルアマゾンはぐしゃぐしゃにやられていました。
シグマを不意打ちで強襲し、その隙にホタルアマゾンに薬を打ち込む雌ホタルアマゾン=紬。
昇のために時間を稼ごうとする紬ですが、強すぎるシグマの前にあっという間にボコボコにされてしまいます。
絶体絶命ですが、次の瞬間、昇が立ち上がります。
バーサクし雄叫びを上げるホタルアマゾン=昇。
投薬状態の昇はシグマと全くの互角でズタボロになるまで戦います。
壮絶な戦い。迫力ある戦闘描写が観られます。
このまま両者とも死んでしまうのではとも思われましたが、死人であるシグマには無いもの=生への執着の差で、昇が勝利します。
トドメは、頭部もぎとり。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 4巻 第18話
シグマを倒したのもつかの間、すぐに野座間の私兵たちに囲まれてしまいます。
抵抗するも、人間を手に掛けることに違和感を感じた昇は手を出すことができず、捕獲されて駆除されそうになってしまいますが、既のところで梶、五十嵐が登場、機転を利かせ、命だけは救うことができました。
しかし、昇は囚われの身に。
本編でも、仁さんが捕縛されたことがありましたね。
昇は、強烈な拷問を受けることになります。
そんな昇に接触する加納。
果たして昇を救出することはできるのか。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 4巻 第19話
19話の表紙は、野座間製薬の会長・天条 隆顕(てんじょう たかあき)。
さて、昇の救出のため、知り合いのアマゾンたちに、陽動作戦の協力を要請する紬。
なんか企んでそうです。
野座間の内部告発者ですが、橘本部長でした。
野座間は政府の管理下に。橘もなんか企んでますね。
いよいよ昇救出作戦当日。
紬&アマゾン部隊が外部で陽動作戦を行っている間に擬人学会の面々が昇を助け出します。
紬は連れてきたアマゾンたちを捨て石にし、擬人学会員たちは身バレをものともせずなんとか昇を車に載せ走り出しますが、追っ手が迫ります。
長く続いた酷い拷問のせいで意識のない昇ですが、一か八かの例の薬注入で息を吹き返します。
蘇る拷問の記憶…昇は変身し、車を飛び出して追っ手に襲いかかるのでした。
仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 4巻 第20話
自分を苦しめた人間を殺めることに、もう躊躇はありません。
昇は、追っ手を一人ひとり八つ裂きにしていき、一行はなんとか逃げおおせました。
一方、密告者・橘は、政府の創設するアマゾン駆除組織の長の座に収まることに。
その組織の名は、『特定有害生物対策センター(Competitive Creatures Control Center)』。
そう、これが4Cです。
4Cは、こういう経緯のもと創設されたんですねー。
一方、怒りに震える昇は、もう誰も信じられなくなっています。
紬に激高した後、意識を失ってしまうのでした。
そして本編と重なる場面。
星埜教授のもとから、七羽と赤ちゃんが消えたところです。
鷹山仁は星埜教授を床に叩きつけ、教授がアマゾン化する原因を作ってしまいます。
七羽の消息を追う仁は悠と遭遇、またも戦闘に。
戦闘の場面と、赤ちゃんをあやす七羽の場面が交互に描かれます。
ここで、七羽も千翼にかじられ、アマゾン化への道へ…。
フクは4Cに招聘されます。
セリフはありませんが、黒崎が登場しますね。
さて、昇は、肉体は順調に回復したものの、拷問による精神面のダメージが深刻なものに。
正常な意識覚醒状態が2日、奇行に走る意識混濁状態を3日、意識消失状態を2日というサイクルを繰り返すようになってしまいました。
そして、ついに新レジスターが完成しますが、昇は擬人学会、そして紬と袂を分かつ決断をします。
独り出ていくわけです。
新レジスターに新インジェクターを装填して変身できるのは2回が限度。
いよいよ物語がクライマックスを迎えそうです。
アマゾンが独りで生き延びる道を探すという昇。
彼はどこへ向かうのか…。
4巻はここまでです。
『駆除班対談2』
三崎一也役の高木勝也さんと、高井望役の宮原華音さんによる対談企画です。
前回の駆除班対談と同様、シーズン1・2・劇場版を通して、心に残ったシーンや面白エピソードなどがたっぷりと語られています。
華音さんのズボンが破けた話や三崎が本当はモグラアマゾンに殺される予定だったことなど、面白い話、貴重な話が満載です。
お二人の、蛍火についての感想なんかも読むことが出来ます。
非常に資料価値の高い内容です。
ファンの方は必携ですね。
まとめ…人間におもちゃにされ壊されてしまった昇
シグマプロトとの壮絶な戦いを制したものの、野座間に囚われ、精神が崩壊するほどの拷問を受けてしまった昇。
みんなのもとを去ってしまいましたが、これからどんな運命が待ち受けているんでしょうか…。
そして、与えられた新レジスターとインジェクション。
2回限定の変身。
物語の最期を感じ、高揚しますね。
蛍火の物語とともに進む本編歴史のほうも要注目です。
ついに千翼がこの世に生を受けました。
そして、星埜教授と七羽さんがこれからアマゾンになってしまいます。
イラストでチラッとイユも出てきましたね。
この辺が蛍火の物語とどう絡んでくるのか、気になります。
次号5巻は最終巻!2020年春発売予定です。
紬が七羽、千翼と接触し、昇は自制の効かない狂気に沈んでゆく…
壮絶なラストが待っていそうです…!
今回はこの辺で。バイキュー☆