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ロシュフォール10/ベルギービールレビュー トラピストビールとは?適温は?

どうもー、毎度おさわがせします、ガイコツです。

 

今回のビールレビューは、ベルギービールのロシュフォール10です。

 

ベルギー産ビール ロシュフォール10

 

銘柄(商品名):ロシュフォール10 330ml
原産国:ベルギー

スタイル:トラピストビール
アルコール度数:11.3%
原材料:大麦モルト、ホップ、キャンディーシュガー
内容量:330ml

 

 

 

トラピストビールとは!?

 

ロシュフォール10は、ベルギービールの中でも「トラピストビール」といわれるスタイルのビールです。

 

日本人にはなかなか馴染みの薄いトラピストビール。いったいどんなビールなのでしょうか?

 

醸造所を持つトラピスト会の修道院で造られるビールだけが、「トラピストビール」を名乗ることができます。

色や味はさまざまで、度数が高く濃厚なものが多いです

 

古来より宗教とお酒は深い関わりを持っており、キリスト教でも大きな役割を果たしました。
言われは色々ありますが、キリストは最後の晩餐で弟子たちにパンとワインを自ら分け、「パンは私の肉であり、ワインは私の血である。」と言い、伝承儀式としてミサにて行われています。

ブドウの栽培が困難な寒冷地では、ワインの変わりにビールが使われており、聖餐の儀ではパンとワインやビールを皆で分け、祈りを捧げます。

 

また、紀元初期からヨーロッパを脅威に陥れたペスト菌やコレラ菌ですが、生水から感染することを知った聖人たちは民衆を守るため、ワインやビールを飲むことを説きました。

ワインやビールはアルコールを含んでおり、ビールに関しては一度煮沸を行うので、生水と比べ飛躍的に安全性は高い飲み物でした。

この様な背景の基、キリスト教と共にトラピストビールは民間に広まっていきます。
以後、各地の教会では巡礼者に対し、宿泊施設と食べ物、ワインやビールを提供することにより、キリスト教は拡大の一途をたどります。


また、修道僧は博学な人が多く、医学や薬学、醸造額に長けていました。

病院の役割を果たしていた教会も数多くあり、安全な水分として、栄養価の高い飲み物として、香薬草を使ったお薬として、ビールは修道院にはなくてはならない物になっていきます。

 

時代は流れ、宗教弾圧、フランス革命、世界大戦等により、教会は破壊や略奪が頻繁に行われ、ビールの醸造を行う修道院は徐々に減っていきます。

 

現在、世界中147箇所の厳律シトー修道会の修道院のうち、ビールが醸造されているのはベルギーに6箇所、オランダ1箇所です。

厳律シトー派の戒律は厳しく、約40日間の断食があります。

この間修道僧たちは飲まず食わずで労働に励みます。

ただし、寒さと飢えを凌ぐ為、ビールを飲むことだけは許されています。

ビールは「液体のパン」として、安全性、栄養源として断食時の修道僧たちの生命線なのです。

 

すべてのトラピストビールのグラスは、醸造されている修道院の聖杯をモチーフに作られており、重厚さの中に繊細な細工が施されています。

http://www.dolphins.co.jp/trappist/

 

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外観

 

王冠、ラベルのマークは青紫色で、写真がわかりづらく恐縮ですが、色は濃いブラウンです。

 

 

 ロシュフォール10の味わい

  

キャンディーシュガーが投入されていることが味に個性を加えているんでしょうか、フルーティーな香りとコーヒーリキュール様の後味を感じます。

 

10度超えのビールではよくある、焼酎にも似た強いアルコールの風味があります。

 

スパイシーさもあり、かなりパンチが強いです。

 

飲みごろは12度から16度と言われていますので、常温保管で楽しみましょう。 

 

 

まとめ

 

ロシュフォールは6,8,10と三種あり、それぞれ7.5%、9.2%、11.3%と選べます。

 

わたくしガイコツは10が好みでしょうか。複雑なテイストがたまりません。

 

 

今回はこの辺でほろ酔い。バイキュー☆